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交通事故は外相だけでなく精神の障害も起こす

 交通事故で被害者の多くがむちうちや骨折などの外傷を負うことが多いのですが、このような身体的な後遺症だけではなく精神的な後遺症も起きてしまう事も少なくありません。

 代表的なものとして知られているのがPTSDやうつ病などの非器質性精神障害と呼ばれる精神障害であり、交通事故によるトラウマや恐怖体験が引き金となって発症するものや身体的な後遺症とその治療がきっかけで発症するものなど非器質性精神障害にも種類があります。
いずれの場合も脳組織に物理的な損傷がない精神障害なので気付かれにくいのですが、正しい治療を受けないと日常生活や社会生活に支障をきたす事になるのでずっと抱え続けなければいけない障害となっています。

 この非器質性精神障害になると身体的な後遺症と同じく交通事故後遺障害として認定されるのですが、非器質性精神障害にも種類があるので認定される内容にもいくつかの基準が設けられています。その基準となっているのが精神状態と能力に関する状態がポイントとなっており、精神状態と能力それぞれのレベルの差が大きいかどうかによってどの程度の後遺障害として認定されるのかが異なっています。

 現在非器質性精神障害による後遺症障害の等級は第9級・第12級・第14級の3段階に区分されており、特に第9級の場合は日常生活だけではなく就職にも大きな影響を与える可能性がある場合に認定されるものとなっているため職種が制限されるなどの問題があるとされています。

 精神障害の後遺障害については交通事故に詳しい交通事故 弁護士に相談しましょう。

任意保険は同乗者と運転者の関係性で補償範囲が異なる

 自動車保険は、事故を起こした相手に対して支払われるものと思い込みがちですが、事故を起こした側の同乗者に対しても支払われます。ただし、対人賠償責任保険や人身傷害補償特約の場合、運転者と同乗者の間柄によって保険金が支払われるかどうかが変わってくるため、注意が必要となります。

 対人賠償責任保険や人身傷害補償特約において保険金が支払われるのは、運転者の配偶者、子、父母以外の同乗者に損害が出た場合です。つまり、運転者の友達や恋人、兄弟は保険金が支払われることになります。特に「配偶者」には保険金は支払われませんが、「恋人」には支払われるという点には、注意しておく必要があると言えます。

 なお、交通事故には、ガードレールや電柱などへの衝突など、相手がいない場合と、自動車同士の衝突など、相手がいる場合があります。これらのうち、前者の場合は、運転者に対して対人賠償責任保険や人身傷害補償特約が適用されない場合がありますが、同乗者であれば、いずれの場合でも保険金が支払われます。

 また、自動車同士の衝突など、相手がいる事故の場合は、運転者からの対人賠償責任保険や人身傷害補償特約だけでなく、事故を起こした相手側が加入している保険からの保険金が支払われる場合もあります。こちらの場合は、運転者の配偶者、子、父母などであっても、除外対象とはなりません。ただし、事故が物損事故として取り扱われると、相手からの保険金は支払われないため、人身事故として警察に届け出を行う必要があるという点に注意する必要があります。



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